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コア技術企画の前提となる技術の棚卸し①

いざコア技術企画のために既存技術を確認しようとしても、それらの情報が複数の事業部門や研究開発部門、生産技術部門、グループ企業に分散していて、短時間では把握できない場合があります。会社によっては技術が体系的に整理されておらず、部門組織内で属人的に継承され、ドキュメントになっていないことも少なくありません。

それでも既存事業の実務は人や設備、システムがあるため支障なく進められるのですが、技能を含めた「技術」は文字化・体系化されていない限り知識・論理としての機動力が低く、思い切ったイノベーティブな戦略的発想にはつながりません。その結果、技術的成長は「改善」レベル止まりとなります。

技術が体系化されていない場合、または時間の経過とともにアップデートされていない場合、「技術の棚卸し」を実施するとよいでしょう。これにはいくつかの方法があります。

プロセスごとに技術を棚卸しする方法

 要素研究、商品企画・開発、調達・生産、営業・販促といった各業務プロセスで利用される技術をさらに細分化し、リストアップしていく方法です。実務的な業務の流れに沿って整理できるので、実施しやすいのが利点です。ただしプロセスによって扱う製品の特性が異なる場合は、製品ごとのプロセスで技術を棚卸ししなければなりません。

技術の棚卸しに当たっては、製品開発担当者はじめ各プロセスの担当者へのヒアリングが必要となるでしょう。棚卸しができたらヒアリングした方々への確認も忘れずに行なってください。

製品/技術のマトリックスで技術を棚卸しする方法 
主力製品を横軸に配置し、その製品に活用されている技術を縦軸に分解していく方法です。マトリックスの中には、その技術レベルを可能な限り表記します。この場合も、製品ごとの技術開発、製品開発、生産の担当者へのヒアリングとその後の確認が必要です。


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